熱中症での『送風スプレー』

熱中症でたおれているひとを見つけたときはどうすればいいでしょうか?

まずは『人を呼ぶ』ということです。

救急処置に自信があるとかないとか関係なく、人を呼んで助けをもとめることが大切です。

ペットボトルなどの水分をとらせてみてください。

自分でペットボトルのキャップがあけられなかったら、救急車を呼ぶべきでしょう。

あきらかに体温が高くてぐったりしているなら、涼しいところに連れていきます。

可能なら服を脱がせて、冷やしてあげるべきでしょう。

『送風スプレー』をご紹介します。

霧吹きなどのスプレーで40度のぬるま湯を全身に掛けて扇風機をあてます。

『気化熱』を利用して体温を下げる方法です。

ぬるま湯というのがたいせつです。

冷たいほうがいいだろうと思って、冷水を皮膚に散布して扇風機を使うと皮膚血管収縮と震えをおこします。

冷たい水をスプレーすると、よけいに熱が体の中にこもってしまいます。

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