コロナワクチン接種の今後について

12月に入り、クリニックでもインフルエンザワクチン、コロナワクチン接種のひとも少なくなりつつあります。

年末からコロナやインフルエンザもふえるかもしれないので、心配な人はおおむね接種が終わっているようです。

一時期に比べて、新型コロナで肺炎などの重症化するひとは減っています。

このためか、『もうコロナワクチンはうたなくていい』といわれるひともいるようです。

しかしなかにはコロナ感染後に倦怠感や咳などが続くかたもいます。

Long COVIDとよばれる後遺症ですが、コロナワクチンは後遺症の予防に有用という論文がおおくあります。

以下はそれら論文をまとめたものです。

https://www.journalofinfection.com/article/S0163-4453(24)00293-7/fulltext

65才以上でまだコロナワクチンをうっていないというかたがいらっしゃるなら、3月末まで補助がありますのでおすすめします。

65歳以下はどうなのかといいますと。

補助がないので15000円以上と高額になってしまいます。

しかしアメリカCDC(疾病予防センター)ではすべての年齢層でのコロナワクチン接種をすすめています。

COVID-19ワクチンの最新情報を入手 |新型コロナウイルス感染症(COVID-19) |疾病管理予防センター

小児でも同様です。

日本小児科学会も生後6カ月以上での小児でコロナワクチン接種を推奨しています。

2024/25シーズンの小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

生後6カ月まではいらないのか?というと必要です。

生後6カ月までは母親の母乳から免疫をもらうのです。

つまり妊婦さんにもコロナワクチンはすすめられます。 母親がコロナワクチンを接種することによって、生後6カ月までのこどもを守るのです

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