いろいろな周辺症状①

前回は、周辺症状のひとつ…被害妄想(ひがいもうそう)について書きました。

そのほかの周辺症状もあります。

  • 幻視幻聴(げんしげんちょう)

幻が見えたり、幻聴が聞こえたりします。

ひとがカーテンや物陰にかくれているようにみえます。

当然、認知症でない正常な家族にはそんなもの見えません。

まるで本人だけが、おばけや幽霊でもみているかのようです。

これは、本人にとってはこわいですよね。

悲鳴をあげたりしますが、家族からしてみたら『おじいちゃんがわめきちらしている』ってなります。

  • 暴言暴力(ぼうげんぼうりょく)

忘れ物がおおく、判断力も低下しているので、日常生活での失敗がおおくなります。

われわれも、失敗した時は気まずくなって、顔をひきつらせて苦笑いしますよね。

でもこれをくりかえしてると、だんだんイライラしたり怒りがこみ上げてきます。

周りの家族にやつあたりしてしまうかもしれません。

家族からしたら、『失敗したあなたがわるいんでしょ』…っておもってしまいます。

コンテンツ作成・責任:西井クリニック