コロナワクチンについて

5月から、新型コロナ感染症が、2類相当から5類に変更されました。

就業制限、入院勧告、濃厚接触者の外出自粛要請などがなくなったことになります。

【資料3】感染症の範囲及び類型について (mhlw.go.jp)

これは『コロナウイルスが弱毒化したから、対策しなくてよくなった』わけではありません。

先のブログ記事でかいた治療薬やワクチンが効果をあげたため、といっていいかとおもいます。

『感染しても対策がとれるようになったため、いままでしてきた規制をゆるくしていこう』ということです。

治療薬よりも、とりわけコロナワクチンがおおきな役割をはたしてくれました。

日々の診療の中で、コロナ患者さんをみていておもうのは、ワクチンをきっちりうっているひとは、ほんとうに鼻かぜくらいの軽症です。

ワクチンをうっていなかったり、最後にワクチンをうってから時間がたっている人はしんどそうな印象をうけます。

またワクチンで鼻かぜみたいになったとはいえ、高齢者で持病を持つ人が感染すると、持病が悪化して亡くなられたりします。

このため、病院、診療所、老健施設は、以前と変わらない厳重な感染対策が必要になります。

コロナワクチンには、熱がでたりする副反応があったりします。

しかし、もはや日本国民で新型コロナに感染しないですむひとはいないとおもいます。

全員がいちどは感染する病気になりました。

コロナワクチンの効果は、副反応のデメリットをおおきく上回るとおもいます。

ひきつづき、コロナワクチンの接種をおすすめします。

コンテンツ作成・責任:西井クリニック